伝統的河川工法
昔ながらの工法を受け継ぐために・・・
昔ながらの工法を受け継ぐために・・・
そこにあるものを使いそこに適したものをつくる。
私たちは、昔ながらの伝統工法を大事にしています。
先人の技術を継承するために社内全員で貴重な技術習得に努め、研修を行っています。
大聖牛の言われ(思考)
牛枠・川倉等の水制工の大型を聖(ひじり)と呼んでいました。聖の意味は、性能や形が大きいことから、牛枠の大型を大聖と呼んだようです。
大聖牛の呼び方は、大井川水系では、「おおひじり」と呼んでいました。
分類は水制工の中で、単体を「ひじり」と言って、複数設置の1組を大聖「おおひじり」といったようです。それが図面化され冊子になったりしてきて、大聖牛となって来たようです。
呼び方は、音読みか、訓読み化の違いですが、もともとは 大聖(おおひじり)だったのが、大聖牛と牛がついてきてしまったために、(だいせいぎゅう)(おおひじりうし)と音読み訓読みがされてきたようですが昔からの言い方だと「おおひじりうし」が妥当で、「だいせいぎゅう」は現代的な表現だと解釈するしかないと思います。
私たちは、「おおひじり」と言ってきました。
大聖牛については、京都大学防災研究所水資源環境研究センター竹門研究室「京の川の恵みを活かす会」、特定非営利活動法人(NPO)やましろ里山の会で主催されている木津川竹蛇篭製作会・木津川大聖牛製作会にご協力させていただいております。